水上太陽光発電コラム

水上太陽光発電で事故を防止するための取り組み

こんにちは。
水上太陽光発電と言うと過去に水上太陽光発電の事故からも悪いイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思います。
自然災害は不可避的なものであり、それを想定したうえでの発電設備の設計が必要となってきます。

では一体、事故はどういった原因で起き、現在ではどのような対策が取られているのでしょうか?

今回は水上太陽光発電で起きた事故とその原因、そして事故の再発を防ぐための仕組みについて解説させていただきます。

水上太陽光発電で起きた事故とその原因について

2019年9月の大型台風15号により、千葉県市原市の山倉ダムにある水上太陽光発電所にて火災事故が発生しました。
台風の強風により、水上フロート架台が押し流され複数個所から発火したという事故です。

事故の根本原因としては、設計風速を超える風が発生し想定以上の負荷がかかったことです。

また、フロート架台にかかる負荷を軽減させる措置として、架台自体に注水するという対策が取られていなかったことも原因の一つとして挙げられます。

水上太陽光発電所の事故を未然に防ぐ安全への取り組み

水上太陽光発電.comを運営するキョーラクでは、水上太陽光発電所の事故を未然に防ぐため
より安全性の高い水上フロート架台の設計・製造に取り組んでいます。

その対策の一つが係留設計です。水上太陽光発電所においては、フロート架台が風や波によって
流されないようその場に留めておく必要があるため、係留設計は極めて重要な要素となります。
キョーラクでは経済産業省より指導のあった、水上設置型太陽電池発電設備に関する技術基準に
基づき係留設計を行っています。

加えてフロート架台自体への災害防止対策も行っています。
現物のフロート架台を用いた風洞実験を行い、風速65m/sまで太陽光パネルとフロート架台が
脱落しないことを検証済みです。

また、過去より台風や突風等急に風向きが変わることによりアンカーが作用しない可能性が
考えられる状況にも対応すべく、揚力対策として外周部のフロート内に注水を行っています。

ため池の管理でお困りの方へ

ため池の管理でお困りの方は是非一度、水上太陽光発電.comまでお問い合わせください。
どのような大きさでも、どのような形でも相談に乗らせていただきます。

また、水上太陽光発電.comを運営するキョーラク株式会社では、
安全で環境にやさしい国産フロート架台を使用した豊富な施工実績があり、安心してお任せいただくことが可能です。

安心・安全な水上太陽光発電の設置を是非ご検討ください。

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