本案件は、ため池の近くにキュービクル置き場の設置スペースが確保できなかったため、池の中に盛土し土台を設け、
キュービクル置き場を設置した案件となります。

池底のヘドロを活用して盛土しているため、池の貯水量を減らすことなく、キュービクル置き場を設置しています。

また、こちらのため池は長期間池干しをしていなかったため、池底に大量のヘドロが堆積しており、池底表層の地盤強度が出にくい案件でしたが、
キョーラクが採用している水中アンカー工法にて、所定の強度を確保することができました。

比較的水深の浅い池のため、アオコの大量発生も頻繁に起こっていましたが、水上太陽光発電所の設置後は、
フロート架台が陽の光を遮断することにより、アオコの大量発生を抑制する効果が見受けられました。