キョーラク株式会社の保有する水上太陽光発電所です。

本事例は、池を所有・管理する「田主（たず）」と呼ばれる水利組合より水面をお借りし、
「【業界初】両面パネルを追尾型フロートに設置し発電量の最大化にチャレンジ！
からわずか700mしか離れていないという地理条件を活用して、あえて同じシステム容量にすることで、
両池の発電量の比較を行いやすくしています。

実際、追尾型フロートを設置した発電所の年間発電量が「443,571kWh」であったことに対して、
本事例での年間発電量は「439,754kWh」と約1割ほど発電量の差が出ています。

また、本事例では、
一部のストリングに両面受光モジュールを搭載し、片面受光モジュールと使い分けることで、
同一案件内で両面・片面それぞれの発電量の比較検討が行えるようにしています。

両面受光モジュールとは、その名の通りモジュールの両面で受光し発電ができるモジュールです。数％コストが上がりますが、
片面受光モジュールと比べ、おおよそ10％～15％ほど発電量がUPすることが期待されています。
加えて、水面は光の反射率が高く、裏面の照度が高くなるため、野立て太陽光において両面受光モジュールを設置したときよりも、多くの発電量を得ることが期待できます。

本事例では、このような両面受光モジュールの有効性を実証するために日々発電量の比較検討を行っています。